裏ブログ:京大卒フィレンツェ公認ガイド 加藤まり子

公式ブログと異なり、マリコの赤裸々な話を載せています。

シャヴァーサナ:力を抜くことの難しさと生まれ変わること

週2回ヨガを続けて約3ヶ月。

毎回ヨガの練習をすると何かの気づきがある。

 

今日はその世界では有名な先生のzoomレッスンに参加。

普段と違う先生ということとzoomということで少し勝手が違う。

 

一番戸惑ったのが最後に行うシャヴァーサナ。別名「死体のポーズ」。

普段より長い。いつまで経っても「起き上がって」の合図がない。

もう終わったんだろうか…zoomなので終わったのか電波が途絶えたのかわからない。

結局、普段より少し長めのシャヴァーサナだったことがわかった。

 

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Prayer

 

実はこのシャヴァーサナが一番難しい。

今日も結局「死体」になりきれず、途中でzoomの接続確認しに起きたりなんかしてしまう。

一番ラクなはずのポーズなのに、本当は一番難しいポーズ。

このポーズを極めるには力を抜き切ることだ。

力を抜くこと、マットに体を預け切ることがどれほど難しいか。

 

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Surrender


ちなみに「死体のポーズ」にはちゃんと意味がある。

ヨガはリラックスするものと思われがちだが、ヨガにもいろいろ種類があって、運動量の多いヨガもある。

動く瞑想とも言われ、とりあえず動いている時は必死。余計なことは考えられない。

それが終わって最後に「死体」になるのだ。

そしてそこからまた起き上がって復活する。

 

実はこれって人生と一緒。

いっぱい動いてそれが終わって死を迎える。

そして十分に死にきったところでもう一度生まれ変わるのだ。

思う存分生きないと死に切れない。いわゆる往生できないってやつだ。

そして生まれ変わるには一度死なないといけない。

新しく生まれ変わるには一度死を迎える。そしてその間は自分が何もしないで預け切る。

肉体の死だけでなく「今」の自分が死んで「新しい」自分に生まれ変わる…そんな意味も含まれている。

 

シャヴァーサナは深ければ深いほど起きた時の復活度が高い。

身を委ね切れた人ほど生まれ変わりはきっと大きいのだと思う。

 

The light in me sees the light in you - Namaste

 

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Golden Light